「火災予防のONE LOVE」は、日本中の子ども達に「火災予防教室」を届けるために、全国の現役消防士達30人が設立した法人です。
消防士が間に合わない時のために「いのちの守り方」を伝えます。
代表挨拶
一般社団法人 火災予防のONE LOVE
代表理事
渡邉 航生
WATANABE KOKI
レゲエミュージックを愛する現役消防士。
「火災予防」の重要性に気づいた2019年から、自身のプライベートを利用して全国の消防士や国民への発信を始める。
なぜ「予防」なのか
私の消防人生の中で、火災現場で救えた命は「0人」です。
火災から人の命を救うために消防士になりました。今でもそのために訓練をしています。
それでも、「消防士が間に合わない」ことがあまりにも多すぎました。
日本中で子ども達が火災で命を落とすニュースを何度も目にし、やりがいを見失いそうになっていたときに、「火災予防」の仕事に触れることになりました。
そこで「これなら救える!」と思ったんです。
(※火災予防の仕事=火災が起きないように建物を検査する。避難訓練指導。など)
火災が起きてから何百人の消防士が現場に向かったとしても、1人も救えない現場が多いのが現実。
でも予防だったら、私ひとりが「言葉を伝えること」だけでも火災から多くの人達を未然に救えるじゃないか。
消防士が間に合わないのなら、国民に、子ども達に、「自ら命を守る方法」を伝えよう。
火災による死を「予め防ぐ」方法を。
「火災予防のONELOVE」誕生の背景
現在も全国各地で消防士向けに、「火災が起きてからはもちろんだけど、起きる前の予防も同じくらい頑張ろう!」という趣旨で、講演活動をさせてもらっています。
その中で、多くの同志が火災予防の大切さに目を向けてくれました。
一方で、消防士だけが頑張っても火災の死者は絶対に減らないと思っていました。
その想いから、市民向けの火災予防講演等も、地元を中心に1人で実施していましたが、日本中にこの声を届けたいと思うようになりました。
そこで、私の想いに賛同してくれた日本中の消防士達と結成したのが「火災予防のONE LOVE」です。
ONE LOVEは私の大好きなレゲエ歌手ボブマーリーが由来しています。
彼を一言で説明すると、「愛と音楽の力で祖国の内戦を止め、国をひとつにした伝説の歌手」です。
「火災予防のONELOVE」の目的
子ども達の「火災予防教育」をスタンダードにすることです。
幼少期に誰しもが経験する交通安全教室は交通事故の「予防」ですよね。
火災も同じように当たり前に予防教育を受けられるようなシステムを目指します。
そして私達は、活動を通して「守りたいもの」が3つあります。
一つ目は「子ども達」。
二つ目はその子ども達を守るべき「お母さんとお父さん」。
三つ目が「全国の消防士達」です。
結局、誰ひとりとして火災なんかで死んではいけないということです。
詳しくは、ぜひ私の話を聞きに来てください。
そのためには、「消防士と国民は手を取り合ってひとつにならなくちゃいけない。」と本気で思っています。
ボブマーリーが戦争を終わらせて祖国をひとつにしたように、誰かの強い「想い」は、国をも動かします。
「火災予防」を日本の子ども達の教育のスタンダードに。
「ONE LOVE」の心で、消防士と国民が手を取り合うことで火災の死者を減らす。
これが「火災予防のONE LOVE」の目的です。
今は笑われても大丈夫です。私達は必ずやります。楽しみにしていてください。